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概要

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2016. Spring 03河本 就任おめでとうございます。学長になられて、大阪電気通信大学の学生をどう思われますか?大石 大学に赴任して、この春で6年になります。これまでは医療福祉工学部長でしたので、四條畷キャンパスの学生のことはわかります。特に健康スポーツ科学科の学生は非常に元気ですね。学部・学科によって雰囲気は違いますけれど、真面目な子が多いという印象です。ただ、勉強に関する取り組みは、もっと目的意識を持って欲しいと思ってます。  大学は高校と違って専門分野を学びます。私が常に言っているのは、自分の核(コアコンピタンスcore competence)を磨いて欲しいということです。しかし、磨き方がわからない学生が多いように感じています。これは教員の責任でもあります。そういうところはしっかり教員が教えていかければいけないと感じています。河本 キャンパスが3つに分かれていますから、先生同士のコミュニケーションって大事ですね。大石 寝屋川とか四條畷とか駅前とか……いま、そういうことを考える時じゃなくて、大阪電気通信大学という一つの中で一緒に教育している仲間ですから、そのためにはコミュニケーションを取ることが大事です。しかし取りなさいと言っても取れるものではありません。そういう環境をつくるのがトップの仕事です。  所信表明にも書いたのですが、教職員とランチミーティングをします。全員の顔と名前を覚えますよと約束しています。教員同士が学術的なやりとりだけではなく、人としての触れあいをもう少し深めることによって、コミュニケーションが取れると思うんです。これは是非やっていきたい。河本 普段から心がけていることは何ですか?大石 人はイヤなことから逃げたくなりますね。私も40歳前半の頃までは逃げていたような気がします。すると、また同じ事がやって来て……  ある時、目の前のことからは逃げるのはやめようと思い、自分の目の前にあることを一生懸命やってみた。そしたら評価もあがり、周囲の見方も変わってきた。人間って他の植物とか動物とかと違って、選択するという能力がある。選択の積み重ねが今なので、逃げないで目の前の事を一生懸命や 4月1日付けで、大石利光医療福祉工学部長が、新しく大阪電気通信大学の学長に就任されました。橘邦英前学長の任期満了に伴うもので、任期は2020年3月31日までの4年間です。 この機会に後援会の河本会長、大西副会長がインタビューし、抱負をお聞きしました。●インタビュー大石利光大阪電気通信大学学長新学長をお迎えして河本会長(右)、大西副会長(左)